当院では、医療用のヒトプラセンタ製剤(ラエンネック)を、疲労回復目的にて治療に用いております。プラセンタは厚生労働省に、肝機能回復や更年期症状の改善目的に認可されている医療用生物製剤です。プラセンタは様々な生理活性物質を含有していますので、疲労回復目的での投与が最も自費診療で適した効能であると考えております(美白効果や肌の若返りに対する明確な効能に関しては、エビデンスに乏しく、私の中で評価に至っておりません)。
なお、ヒトプラセンタの投与を1度でも受けられた方は、献血が以後出来なくなります。よって、当院では過去に治療歴があり、重大な副作用が無かった方に限り、治療を提供します。ご了承下さい。
2016年より、当院ではプラセンタの内服薬(ピュアプラセンタD.R)を処方しております。市販のプラセンタは動物(ブタ・ウマなど)製剤ですが、こちらは日本製のヒトプラセンタになります。内服薬は注射剤に比べ速効性に劣りますが、ご自宅で体調に合わせてご使用頂けるメリットや、注射が苦手な方に適しています。
なお、注射剤は献血制限がありますが、内服剤には献血制限がありません。献血を行いたい方には内服剤が良い選択肢です。更年期障害(症候群)に対しましては、医療用のヒトプラセンタ製剤(メルスモン)の皮下注射が保険治療として認められています。