美容皮膚科・皮膚科
クレド岡山

Treatment

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毛細血管拡張・赤ら顔・酒さの治療

慢性的な皮膚刺激や紫外線ダメージ、にきびや感染症等により不可逆的に生じてしまう毛細血管拡張や赤ら顔の改善に対しては、現在レーザーと光(IPL)治療が有効性を認めています。 当院では適応機種であるレーザージェネシスを主に用いて治療を行っています。ジェネシスは強い内出血を生じる事無く、治療を進めていく事が基本的に出来ますので、日常生活に支障のないレベルで治療をご希望される方には適しているレーザーだと思います。

ジェネシスは照射モードを幅広く可変させる事が出来ますので、肝斑に合併した表在性の毛細血管拡張から、赤ら顔のような深部の毛細血管拡張にも対応する事が可能です。 治療回数の目安は血管の太さや部位によってかなり変わってきますので、診察時に患部を拝見し、およその見込みをお話ししております。

一方、薬物療法ではビタミンC誘導体やトラネキサム酸が良い効果を認めています。 太い毛細血管や小型の血管腫はロングパルスヤグレーザー治療が有利ですが、赤ら顔や肝斑由来の血管拡張等には、薬物療法が良く効く場合もあります。

レーザーや薬物療法を上手く組み合わせ、ご本人に最適な治療を検討していきます。

酒さは毛細血管拡張を顔面に強く生じる原因不明の皮膚疾患です。様々な環境要因で悪化する事が知られていますが、生活の中で改善が難しい場合、治療を考慮して頂きます。
治療は主にメトロニダゾール外用(2022年より保険適応)や漢方薬等になりますが、血管拡張症状が強ければ光線療法を考慮する場合もあります。ただし、再発し易い方もいらっしゃるので、その適応は慎重に判断します。

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