入れ墨(刺青・タトゥ)のレーザー治療には幾つかの基本的注意点があります。以下の点をご理解頂き治療をご検討下さい。
- 当院では2台のレーザー(ピコレーザー、Qスイッチルビーレーザー)を用いて色素の除去を行います。この2台を用いる事で、黒色・青色・緑色・赤色の色素を除去する事が可能になります。
- 過度な日焼けをされている場合、すぐにレーザー治療を行なう事は出来ません。日焼けが落ち着いてから治療となります。
- 治療対象は未成年の頃に自ら入れられた小さな手彫り、もしくはごく小さな入れ墨に限定しています。最近の入れ墨(店舗での施術)は従来より色素量が多い事が殆どで、皮下組織まで色素が注入されている事も珍しくありません。こういった入れ墨を、アザ治療に使用する現行レーザーで治療するのは困難です。
- 治療回数は色素の濃さで決まります。診察を通じておよその回数(1~5回)をお話し致します。
- 短期間での照射を繰り返したり回数を要した場合、照射部が瘢痕化(脱色、周りより皮膚が硬くなる)する確率が高まります。この現象を予防するために、基本的に3ヶ月に1回の治療をお薦めしています。
- 小さな入れ墨であれば、ほくろ治療に用いる炭酸ガスレーザーで削る事も可能です。この場合、処置後に暫くテーピングが必要になります。処置は1回で終わりますが、軽度の瘢痕が残ります。