PRP単独療法
小じわの治療や軽い張りを出す処置に相当します。治療効果は1年程度です。
多血小板血漿療法(PRP):血小板注射は、ご自身の血液を利用した再生医療です。歯科や整形外科でも治療に取り入れられていますが、美容皮膚科では老化によるしわやたるみを視覚的に改善する組織増大術に用いられています。血小板注射は以下に大別されます。
血小板注射は成長因子の添加の有無で、治療効果が大きく異なります。また、作成キットも多岐に亘り、治療のネーミングも様々です(当院でもこれまではセルリバイブ・セルリバイブジータと呼ばれる一連のシステムを活用しておりました)。今後も治療の発展が見込める分野ですので、新しい理論や手法を積極的に取り入れていきたいと考えております。
血小板注射は、作製法、成長因子(bFGF)の配合濃度、注入手技、及び注入間隔といった条件に十分配慮しなければ、組織の過形成を生じやすい事が、基礎研究・臨床報告から明らかになっております。当院でも、初期のセルリバイブジータ治療において、マニュアルに則った治療を行ったにも関わらず、このような不具合を僅かに生じたケースを、少数ですが経験しました。
当院では、このような合併症を"全く"起こさない事を前提とした治療を行うため、血小板治療研究会に参加して、他の諸先生方からアドバイスを頂き、以下の取り組みを"必ず"行っております。
以上、1~4の取り組みを全て徹底する事で、僅かでも不具合を訴えられる症例は無くなりました。 今後も、このような取り組みをきちんと行う事で、血小板注射の効果と安全性を高いレベルで両立させて参ります。