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脂肪溶解注射(リポビーン)

脂肪溶解注射(商品名:リポビーン)は、美容的に減量させたい皮下脂肪を薬剤によって溶解させる治療法です(注:体重減少を意図した治療ではありません)。
韓国FDAに医療用薬剤として正式に承認され、肝性昏睡の治療補助剤として使用されているのですが、薬剤の効能上、皮下脂肪の減量が可能である為、韓国の美容クリニックで多施設が使用しています。
主成分のフォスファチジルコリンとデオキシコール酸の薬理作用で脂肪細胞膜が破壊され、血管やリンパ管を通じて脂肪が排泄されます。 排泄された脂肪は他の臓器で代謝・消費されます。
脂肪溶解注射に関する症例は世界中で数多く報告されているのですが、日本では学会や医師向けの情報が少なく、当院では治療採用に慎重を期しておりました。
リポビーンは韓国での情報や学術情報が、担当メーカーを通じてきちんと日本の医師に発信されています。製品情報も詳しい事を評価し、当院では脂肪溶解注射としての採用を決めました。
【主な治療部位】
  • 二の腕
  • 腹部
  • 太もも内側
  • ひざ周囲等
【治療に際して】
  • 治療効果の確実性を第一的に考え、リポビーンを原液法(薄めずに使用)にて用います。痛み対策として局所麻酔剤を配合して注入します。
  • 当院では極細針での注入を行っておりますが、一過性の内出血は起こり得ます。原液法の場合、1週間程度の腫れや圧痛・数日の熱感・引きつり感が生じます。
  • 1回あたりの治療効果は腫れが引くと判定出来ます。目安は2~4週間後です。
  • 物理的な脂肪吸引とは異なりますので、治療効果は1回毎に判定していきます。治療前の脂肪厚や周径を測定し、治療後に比較します。
  • 担当メーカーや当院での検証では、1回でも効果が認められています。効果が認められた場合は、減量したい脂肪量や皮膚の老化度(治療し過ぎると皮膚が弛むリスクが有ります)に応じ、1~5回程度の治療を行います。
  • 腫れるリスクを考慮し、基本的にはボディの治療を推奨致します。顔面やあご下の治療に関しては十分なご了解の下、個別の相談に応じております(サイズが測れませんので、治療効果も主観的判定が主になります)。
  • フォスファチジルコリンが主成分の1つですので、大豆アレルギーの方はこの治療をお受けになる事が出来ません。
  • 薬物投与で稀な過敏症(発疹、発熱)が出た場合は速やかに治療を中止します。これまでに重篤な副作用は報告されておりません。
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